
猫が脱走してしまったという経験、猫を飼っている方ならほとんどの方が経験しているのでは?
窓のカギを自分で開ける子もいますし、猫は賢くて器用なので、どれだけ気を付けていても脱走が起きてしまう時はあります。
脱走してすぐであれば、家猫の行動範囲が狭いので近くにいる可能性が高いです。
そして、時間が経つにつれ行動範囲を広げていきますので、脱走した直後が最も猫を探しやすいタイミングになります。
家猫が脱走してしまった場合には、まず近くで猫が隠れそうな場所を入念に探しましょう。

【猫が脱走したときの探し方・捕まえ方のポイント】脱走後すぐ~2日目まで
1 家猫が逃げたら用意するもの
暗い隙間を探す場合も多いのでライトなどがあると便利です。
暗い場所では猫の目にあるタペタムという部分が光を反射して見つけやすいです。
また家猫が興奮状態で抱っこをして連れて帰るのが難しい場合もありますので、ペットキャリーは用意するようにしてください。
くれぐれも猫を見つけても大声を出してはいけません。
2 猫の脱走を知らせる
一通り近所を探してみて家猫が見つからない場合には保健所や警察、動物愛護センターといった公的機関へ連絡して家猫が逃げたことを伝えましょう。
センターによってはSNSで情報の拡散をしてくれる場所もあるようです。
【猫が脱走したときの探し方・捕まえ方のポイント】3日目~
1 チラシを作って家猫の脱走を知らせる
猫が脱走してしまったことを近所の人たちに知ってもらうのが一番有効だと言えます。
ペット探偵に依頼をしてもまずチラシを作ることから始まりますし、発見率もチラシが一番多いと言われています。
チラシを作る際には誰が見ても分かりやすく作るのが重要です。
チラシの内容と注意点
猫の名前と連絡先や twitter の id、新しく迷い猫用のアカウントを作るのもアリ。
猫の特徴がわかる写真を使い、画像の大きさはチラシの半分以上にしましょう。
見れば分かるような猫の種類やわかりにくい特長を書くのは控え、「一日でも早く帰ってきてほしいのでご協力お願いします」という飼い主の心情を書きましょう。
2 マンションや地域の掲示板
動物病院コンビニエンスストア協力してもらえる場所には積極的にチラシを貼ってもらいましょう。
ポスティングをしたり近所の方々へチラシを渡すのも良いでしょう。
電柱などに無断でチラシを張るのは条例違反になりますので所有者や自治体に連絡が必要です。
3 夕方~夜間に探す
まだ外慣れしていないねこの場合、人通りや車の通行が多い昼間の時間帯では安全を考えてじっとしている場合が多いです。
ですが比較的に夕方から夜にかけては車や人も少なくなってくることから猫が餌などを求めて行動範囲を広げていく時間帯でもあります。
昼間には猫を全然見かけない公園でも夜になると野良猫が集まっているのを見たことがあると思います。
何も食べていないという場合も多くありますので普段与えているご飯思って探しに行きましょう。
名前を優しく呼びながら、半径50~100mほどの範囲を探してみましょう。
【猫が脱走したときの探し方・捕まえ方のポイント】1週間~
徐々に捜索の範囲を広げていきます。
いきなり広範囲を探すのは注意力も散漫になりがちですので、1週間を経過した場合には逃げた範囲から200~500mを中心に探し、それから少しずつ距離を延ばして500m~1キロと基本的な猫の行動範囲を探していきましょう。
私有地を捜索したい場合にはきちんと話をして猫を探すようにしましょう。
トラブルになったり不審者と間違われてしまいます。
1 猫の行動範囲に捕獲器を置く
捕獲器は非常に有効な方法でもあり、猫の保護団体の方やペット探しのプロの方も使っています。
捕獲器を購入するのは1万円ほど掛かって高額なため、レンタルすることをお勧めします。
1台では少ないので猫の行動範囲内に複数用意し人通りが少なく猫が隠れそうな場所に設置します。
設置をする際には必ず市有地の方に許可をもらい協力してもらうようにしましょう。
※【猫を見つけたときの注意点】
まずは、大きな声を出さないようにしましょう。
猫がびっくりして走り出す場合があるので注意が必要です。
飼い主が取り乱すと猫の方にも伝わりパニックとなります。
マンションなどの高層階では特に細心の注意を払い、優しく声をかけて近づくようにしてください
一度も外へ出たことのない完全室内飼いの家猫の場合は知らない場所なので緊張で固まってしまう猫もいるようです。
猫を見つけても急に接近しない
発見したときには思わず猫に駆け寄ってしまいたい衝動に駆られると思いますがグッと心を落ち着かせ、しゃがみ込んで目線を低くします。
優しく名前を呼びながら猫の好きだったおやつ猫缶などを使って気を引きます。
その際におやつの袋の音を鳴らしたり猫缶の音を鳴らすと、美味しいものをもらえる音だとインプットされているため近寄ってくる可能性が高いです。
お気に入りのオモチャを使用するのも良い方法です
いきなり猫に手を伸ばさない
猫が近づいてきたからといっていきなり手を伸ばさないようにしましょう。
知らない外の世界で警戒心でいっぱいになっています。
びっくりして逃げる可能性があります。
あくまで主導権を猫に委ね、近づいてきたら食べ物を与えます。
徐々に緊張がほぐれてきたらそっと指をのだして飼い主の匂いを嗅がせます。
撫でても大丈夫そうなら優しく頭などを撫でて猫に安心感を与えてください。
猫が安心して抱きかかえられる状況になったら保護しましょう。
【猫が脱走したときの探し方・捕まえ方】まとめ
まず、猫が脱走した直後はまだ近くにいる可能性が高いです。
猫が逃げた際の探し方としては、逃げた場所を中心に円形に探してみましょう。
犬の場合すぐに走っていくパターンが多いと言われていますが猫は身を潜めてゆっくりと行動範囲を広げていきます。
身軽で隠れるのが得意な猫を探すのは大変だと思いますが、猫の探し方は根気が大事です。
猫が脱走すると飼い主さんは大きなショックを受けてしまいますが、「7年後に見つかった!」という例(https://nekonavi.jp/archives/11087)もあります!
希望を失わず探していきましょう。
今回の記事は以上になります!
